2000年12月17日    おもいでスレイヤーズ(アニメ劇場版編・上)

 実はこの前にTRY編を書いていたのですが、想像以上に難航してしまったので、それは後回しにして、今回は気分を変えて先にスレイヤーズ劇場版についての思い出です。

 95年から4年間にわたって公開された劇場版スレイヤーズ。実際劇場に見に行ったのは、96年のRETURNからですが、無印劇場版(ってこんな風にいうのかは知りませんが)もビデオでチェックしましたのでそこから思い出スタート。

その1 劇場版スレイヤーズの思い出

 前述の通り、初代劇場版は見に行ってません。TVの方は見ていましたが、95年の夏の段階では私にとってスレイヤーズはまだ数ある毎週見ているアニメの一つでしかなかったので、劇場まで行こうとは思わなかったわけです。CMやアニメ誌の情報で見た印象は「なんか色合いとか暗いなー」とか、「登場キャラ違うんだ」くらいの印象でした。

 あ、そういえば、これはあスレイヤーズにはまったあとリレー用のビデオをチェックしていて気付いたのですが、95年夏、この劇場版のプロモーション用の番組があったんです!たまたま新聞のテレビ欄で「アニメ特集」みたいな表題だけあって、何のアニメかは全然書かれてなかったんですが、「アニメ」という言葉に反応して、ビデオ予約。確か朝10時くらいから30分くらいの放映で、その日は夏休みだったんだけど、なんかの用事で家にいなかったからとりあえずビデオにとっとこう、となった記憶が…。で、帰ってから再生してみたら、劇場版スレイヤーズと同時上映のクリスタニアのプロモ番組だったと。内容は作品紹介と、林原めぐみさん、川村万梨阿さん、神坂先生あたりのインタビューでした。その時は流してみちゃったけど、あとで偶然消えないで残ってたのを再発見して、「おおーこれは…お宝!」。とりあえず録画しといてよかった…。

 なんか脱線しちゃいましたが、その劇場本編をみたのは公開から約1年後、世はRETURNの公開で盛り上がっていた頃。この1年の間に、すっかりスレイヤーズファンになった私。どうしても初代劇場版が気になったので、原作文庫に挟まっていた注文書で本屋さんにビデオを注文。当時住んでいたのは田舎だったんで、あちこち探すよりは確実な手段を選びました。それが功を奏したのか…はわかりませんが入荷したのは初回版でした。あとで、CD屋で見つけたのは初回じゃなかったのでなんかうれしかった。

 それで内容ですが…。原作やテレビ版とはかなり雰囲気違ってシリアステイストですが、外伝というか番外編としてとららえれば、これはこれでまあよかったと思います。原作とかと絡めると、矛盾ありすぎなんですが…。タイムスリップものはどうしても矛盾でがちですよね…。ラウディじいさんはガウリイの先祖ってことで、2人の出会いは運命的、みたいな感じにしたいんだろうけど、ほんと、今考えると矛盾だらけっす。これはガウリイとのつながり出して、ヘンにTV版とのつながり強調してるけど、「劇場版スレイヤーズ」としてほかとはいっさい独立したお話だと思った方がお話としてはまとまりますね。あの始まりから物語が始まって、あれの終わりでもう「完」。その前もその後もなしみたいな…。

 で、ビデオをわざわざ買って見たわけですが(7800円。高いよ。まったく。)、その直後、深夜にこの劇場版がTV放映されました…。痛かったな、あれは…。まあでも、テレビ放映されたのは劇場公開版で、ビデオに収録されてるのは未公開映像を加えた「完全無欠版」だったのがせめてもの救いか。でも逆に考えれば、テレビ放映版の方が貴重なんじゃあ?劇場オリジナルバージョンはビデオに収録されてない、すなわち今はもう見られないんだから(DVD版とかには収録されているのでしょうか?その辺未確認ですが…)。ちなみに、オリジナル版はビデオの未公開カ映像をマイナスしただけでなく、微妙に画面やセリフが違います。最後になりますが、この未公開映像、かなり重要なシーンだと思うんだけど…。一番スレイヤーズらしいシーンだし…。これを切ってどうする…。

その2 スレイヤーズRETURNの思い出

 これは初めて劇場に見に行ったスレイヤーズ。実際に見に行った話の前に、見に行く前の思い出を…。96年春、私はスレイヤーズNEXT放映の影響で、林原さんの2本のラジオ番組(ハートフルステーションと東京ブギーナイト)のリスナーになりました。そこからめぐさんファンになったわけです。で、初めて買っためぐさんのCDがRETURNの主題歌、「Just be conscious」。めぐさんの曲としては、NEXT主題歌、「Give a reason」から好きだったのですが、CD代ケチって、ラジオから録ったのをテープで聞いてました…(余談ですが「Give a reason」、一番のお気に入りにもかかわらず、今でもシングルは持ってない…。だって収録されてるアルバム4枚も持ってるし…)。それほどCDをあまり買わなかった私が、そのCDを買ったのは実は初回限定のスレイヤーズステッカーが目当てだった…。それがきっかけとなって、以降はCDリアルタイムで買ってます。

 それで、ラジオをよく聴いていた当時の私。公開直前、日曜のお昼からラジオ放送されたRETURNのプロモ用生放送の情報をゲットして、録音しつつ聴く。この番組、サリーナ役の平松晶子さんがパーソナリティで、ゲストにめぐさん、あらいずみ先生、そして途中で神坂先生も電話で登場、さらに試写会のイベント参加中の川村さんも中継で参加、と豪華な番組でした。内容も質問やらトークやら濃い内容。気に入って何度も聴いていたので内容結構覚えてます。その中から印象深いものを記憶を頼りに(手元にはないので…。表現とかはもとと違うと思います。)ご紹介。

神坂先生への質問「スレイヤーズというタイトルの由来はなんですか?」
神坂先生「賞に応募するときに、とりあえず書き上げたけど、タイトルなんにしようかってことになって…、(きっぱり)適当につけました。」
めぐさん「え、でも、適当にって言ってもなんかこう『クリームパン』とかじゃなくて、『スレイヤーズ』ってかっこいいじゃないですか。やっぱり戦いとかそういうイメージからつけたんですか?」
神坂先生「そうですね。ファンタジー用語で『ドラゴンスレイヤー』とか言うのがあるんで、そういうのを意識しました。」

 く、クリームパン…。あ、危ない…。めぐさんがスレイヤーズの原作者だったらタイトル「クリームパン」だったよ…。んなこたぁない〈(c)タモリ〉って。

 かなりの脱線しちゃいましたが、見に行ったお話。当時田舎に住んでいたので、上映館は県内に1つしかなかったんです。でも、幸運にもそこは母の実家のある市だったので、お盆に遊びに行った時に、突然1人で行く。あんまり親とかアニメをよく思ってないから、もう事前にも言わないでゲリラ映画鑑賞。映画館はやっぱり小さかったですね…。

 ようやく内容。RETURNは文句なしに面白いです!さすが神坂脚本。特にガレフ!チープな悪の組織っぷりとか、ギャグキャラのお約束で不死身だったり…、(「死ぬかと思った」に一言で終わりかい。リナの「生きてた」はナイスつっこみです)。最後、ルーンガストを倒すため、全員で協力、っていうのが結構ツボ。でも、ガレフが最後にいい人として去らせてもらえないのがスレイヤーズ的ですね。作画もパワーアップしてるし。ステーキうまそう…。それからザッハードとリナの戦いではアニメでは珍しい剣でのバトルが新鮮でした。原作では剣を使うことが多いリナだけど、アニメではあんまり目立った使い方してないので…。

 劇場ではパンフ購入。だがそれだけでは帰らない私。実はテープレコーダー持参していった…。録音して家で何回も聞きました…。よい子はまねしちゃいけないよ。

 翌年ビデオも購入しました。確か限定でポストカードがつくとかで、通販で買ったけど来たら付いてなかった記憶が…。今更だけどなんでじゃー。

 

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