2001年8月6日 おもいでスレイヤーズ(OVA編)

 各メディアごとにスレイヤーズの思い出を語ろうというこのおもいでスレイヤーズ。だいぶ消化してきました。ということで、今回はOVA編です。

☆スレイヤーズすぺしゃる

 OVAすぺしゃるが発売されたのは、NEXT放映中の96年。当時は高2でした。1巻の発売は確か5月。実は買うつもりはなかったのですが、その年の夏、ふらっと入った地元の小さな本屋さんに置いてあったのを見かけて、思わず1巻を衝動買い。ほんと、ビデオなんか置いてあるような感じの本屋さんじゃなかったのに置いてあったから、これは買えという天の啓示だ!と思ったわけじゃないけど、とにかく買ったのです。実はこの本屋さん、価格を勘違いしたらしく、税抜き5000円だったのに、5000円ぽっきりで売ってくれちゃいました。150円儲けっ(当時は消費税3%でした…。そんな時代があったなんて…今では信じられない…。っていうか私が小学校4年生くらいまではなかったんだよね…消費税…。)!きっとあの本屋さん、後で計算あわなかったりしたんだろうけど…ありがとう…やはり買えという天の啓示だったんだね。と勝手に解釈。

 その後も1巻買ったんだからってことで、リアルタイムではないものの、残り2巻を順次買ってしまいました…。結構痛い出費…。

 と言うことで、内容のお話です。このOVAすぺしゃるは劇場版と同じスタッフで作られていて、かなりナイスな出来。最近見返したのですが、何と言っても動きが良い!リナ達のアクションがかっこいいんです。基本的に敵がザコ、ということもあり、大きな呪文をあまり使わずに、小技を体術やら口先三寸と組み合わせて使われている。この辺は原作通りですね。もちろん、大技というか必殺技的な呪文も好きなんですが、それとはまた違ったかっこよさがあります。原作のエピソードのセレクトが良いこともあり、お話も面白いし。これは、劇場版にも共通することなんですが、個人的にBGMのリナのテーマがすごい好きなんです。劇場版でドラグ・スレイブ使うときに流れる音楽ですが、アレンジされて何パターンかあるようです。で、クライマックスシーンではこのBGMに乗ってリナが戦う。むちゃくちゃかっこいいぞ!

 しかし、不満な点もあります。それは色。基本色はいいんですが、やたら暗闇のシーンが多くって、そのシーンだと色があんまり綺麗じゃないんですよね…。あと、ブラム・ブレイザー(青魔烈弾波)が赤って言うのもね…。

 全体的な感想はこんな感じです。次は各エピソードごとの感想を簡単に…。

◆1巻「恐怖のリメラ計画」

  11人ナーガが登場するこのお話。やっぱ圧巻でした。リメラもナイス。そういえば、ビスタ役で故塩沢兼人さんがご出演なさっていたのですね。ご冥福をお祈りします(今更だけど)。

 ツッコミを入れさせてもらえば…噴水の中から登場した10人ナーガですが…、あの噴水深すぎないか…?

◆2巻「ジェフリー君の騎士道」

 最弱の騎士ジェフリー君と最強のおばさんジョセフィーヌさんが登場する話。ジョセフィーヌさんはやっぱりウケます。どんどんパワーアップしてるし…。そういえば…、この話に限ったことじゃないんですが、劇場とOVAはメシ屋のテーブルがほとんど四角いボックスタイプですよね。テレビ版は丸テーブルが多かったですが…。やっぱり人数の差ですかね。いや、どうでもいいことなんですが、こんな違いも面白いかなーと。

◆3巻「鏡よ鏡」

 シャドウリフレクターのお話。この話は是非映像で見てみたかったので、OVA化されると聞いたとき嬉しかったです。シャドウのリナとナーガは、姿形は同じなわけですが、全然同一人物(?)に見えなかったです…。やはり人間中身だよな…。一発ギャグキャラのシャドウですが…その後…見てみたいかも…。

 映像で見てみたかった、と言いましたが、ラジオドラマでやっても面白かったかもなーとも思います。つまり、本編キャラバージョンでシャドウネタ。冷酷なガウリイ、熱血ゼルガディス、そして悪の化身のアメリア…。うーん、とってもややこしくなりそう…。

 あ、OP映像もかっこよかったです。

☆スレイヤーズえくせれんと

 98年に再開したOVA2期シリーズ。私がこのOVAが出ることを初めて知ったのは、とあるマンガ専門店に貼られていたポスターでした。当時はネットにも繋いでなかったし、雑誌とかでも聞いてなかったので、かなりビックリしたのを覚えております。このシリーズはリアルタイムで買ってました。

 えくせれんとはキャラクターデザインがすぺしゃるから変更になっているんですが、ごぅじゃすよりはいいです…。ただ、ナーガがノンスリーブなのはちょっと気に入らないかな。

 全般の感想としては、やはりすぺしゃるのところで述べたようにアクションがとってもかっこいいです。食事シーンもこだわっているようで、どれも本当においしそうでした。レシピまでついていて…。ただ、お話が個人的にあまりツボではないところがセレクトされていたのが残念でした。

 エピソードごとの感想です。

◆1巻「らびりんす」

 ここに来てようやくリナとナーガの出会いのエピソードが描かれています。リナの「ああいう奴とは一生関わり合いになりたくないわね」っていうセリフがなんかよかったです。このOVAオリジナルなんですが、原作「ナーガの挑戦」の時はナーガがレギュラー決まってなかったんだなー、と言うのを思い出しました。

 「らびりんす」パートですが、シュタインドルフことシューちゃんは原作の方がよかったな…。人参フレア・アロー。でもあれは無印でシルフィールがやっちゃったからか…。実は強かった事になったシューちゃん。マジバトルはなかなかでしたが、オチはダメでしたね。何でちっちゃくなっちゃったのかが説明不足でした…。

◆2巻「恐るべき未来」

 シレーネは髪の色が金髪の方がよかったです。オリジナルキャラアルフォンソはいい味出てました。でも、最後のナーガルックはやりすぎかも…。リナVsアルフォンソ戦の最後で、自分の術にかかって感電しちゃうリナがなんか好きです。

◆3巻「リナちゃん(はあと)おしゃれ大作戦」

 ゴーレムで対決、と言うネタはちょっとぐれえととかぶってるかなーと思いました。タチアナの最終決戦工房「クチュール」は原作とは違い、最初っからゴーレムでしたが、誰が作ったんだろう…。最後のツバで嘘泣きするリナがよかったです。

 原作のすぺしゃるはかなりストックがあるので、またアニメやってくれないかなーと思う今日この頃です。

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