2002年2月22日 おもいでスレイヤーズ(ゲーム編+)

 ようやくPS版「スレイヤーズわんだほー」をプレイ出来たので、追加で感想などを書いておきます。

 このゲーム、発売は98年でろいやる2と同時期。しかし、このHPでは何度も話題にしているとおり、私がセガユーザーでプレステを持っていなかったので未プレイでした。CMやら雑誌の記事やらを見るたび、何度やりたいと思ったことか…。しかし、当時はプレステ買う気がなかったので、保留にしてました。実家で妹が持っているので帰ったときにやらせてもらう…とかいろいろ案はあったのですが、結局4年近く気になりつつもやらない、という状態でした。

 そんなこんなで月日が流れ、今年1月、とうとうプレステ2を購入。買ったからにはやらねばならぬがファンの使命。…いや、実はネットの噂や雑誌で見た写真から、ゲームとしては今ひとつ、というのは何となくわかっていたのですが、やっぱりここは押さえておかないと…ということで中古で購入。とは言え、声優さんの声入りだしアニメシーンもあるので、楽しめるはず!レッツトライ!

 とりあえずスタート。アニメシーンや声の演出はバッチリ。しかし、やっぱり戦闘シーンのグラフィックはショボっ…。とか思いつつ特に苦労もなく第1の街へ。…ここで問題発生…迷ったぁー!ダンジョンじゃないですよ…街で…。いや、これも噂で聞いていたのですがここまでとは…。プレイヤーキャラのリナは二等身のチビキャラにで表現されているのですが、そのくせ周りの建物がやたら高くて…。回転も90度90度で回って中間がない。今どこにいるんだぁー状態に…。そこで…奥の手を使うことに…。それは攻略本(邪道)。私、攻略本は高いし、一度目は自力でクリアしたい派なんで1度目のプレイで使うことはないんですが、わんだほーの攻略本はコレクターアイテムとして購入して置いたんです。これまたやっぱりファンとしては欲しいよな、って…。使うにしても2回目以降で…と買ったまま袋に入れて封印していた攻略本をおもむろに取り出す…。今までのこだわりより見づらくてギブアップ、というのと早くストーリーが見たい、という思いが強くて…。ネタバレなるべく見ないように該当ページを見ながらスピードクリアを目指すことになりました。その甲斐あってか、分岐ポイント含めておよそ3日でクリアを果たす…。

 細かい点は省きますが、総括した感想は、ゲーム部分は疲れたけど、ストーリーはとっても面白かった、というところ。攻略本があっても迷いました…。街でさえ迷ってしまうのですから、ダンジョンなんて何度死にかけたことか(精神的に。レベルが上がるとステータス全快するのでパーティがピンチになったことはなかった)…。もう、見づらくって…。私、他のゲームでも探索中に敵が出てきて中断すると、来た方向見失ったりするので余計に泥沼。一番迷ったのはリナを助けに行くダンジョンの死霊山です。ここは最大の山だと思います。ラストダンジョンは壁が低くて、開けた場所だったので、そんなに迷わずに越せました。加えて戦闘もグラフィックがしょぼくって泣けました…。ロードも長いし…。声つき、というのはポイント高かったのですが。あと、合体技が面白かったです。この2人が組んだら…というのが的確に表されていたように思えます。

 しかし、シナリオは合格点。魔法と科学(作中では理学と言ってましたが)の対立というのは面白いテーマだったと思います。理学の理論、というかプロセス(ガンドックらをどうやって改造したのか、とか封印石をどういう風に作ったのか)についてが説明不足だったのがちょっと残念ですが、それは後から思った意見で、やってるときはあんまり考えませんでした。

 …まったくの余談ですが、高校の国語の授業の時、「科学の反対は何?」という問があって、ドラえもんの劇場版「のび太の魔界大冒険」の知識から、かなり「魔法」と答えたかったけど踏みとどまった思い出が…(魔界大冒険は、もしもボックスでのび太達が魔法の世界へ行く、というお話で、その世界では科学が迷信とされていた)。答えは何だったのか忘れましたが(はっきりしない答えだった記憶が…)、今考えるとやっぱり魔法のような気がする…。少なくとも小説とかマンガとかゲームとかアニメの世界ではそうですね。

 魔法VS科学の大きい物語もさることながら、ラストに至るまでのお話もよかったです。最大のポイントは「とらわれのお姫様をやるリナ」でしょう(笑)。こんなスチェーションは後にも先にもこれっきりでしょうね。ギャグもファンのツボをついていて笑えました。個人的に特にお気に入りは、「コピーナーガのその後」。まさか一発キャラがこんな形で再利用されていたとは…。

 それから、ラスト。ドクターヴィオラ達を姉ちゃんに預けるって…かってに決めてリナの方が危ないんじゃあ…。姉ちゃんに怒られるぞ…。

 うーん…。また新しいスレイヤーズのゲームがやりたくなってきました。でもゲームシステムはろいやるの方を採用して欲しいです。あっちはゲームとしても楽しめたので…。

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