2002年2月6日 思い出スレイヤーズ(ぷれみあむ編)

 それは…唐突にやってきた…。確か2001年の6月22日だったかな。いつものようにハートフルでおなじみセガの竹崎さんのHPの掲示板を覗いた私の目にとある衝撃的な書き込みが飛び込んできました。

 「劇場版サクラ大戦の同時上映作品としてスレイヤーズ5(仮)が決まったそうです。正式発表は25日。」(実際の書き込みとは違います。内容はこんな感じでした。)

 な、何ぃぃぃぃぃぃー。ちょ、ちょっと待てぃ。かなり動揺しました。まさかスレアニメが復活などとは…。サクラ大戦の劇場の話は知ってましたが、同時上映がスレイヤーズ!?しかし、どうやら正式発表前の情報とのこと。ネットは時として根も葉もない情報が氾濫する世界。ぬか喜びにならないよう、正式発表までは完全に信用しないようにしよう…とか思いつつ、我慢できずに自分のHPの掲示板に書き込みをしちゃいました。

 ちょうどそのころ、うちのHPの掲示板はようやく軌道に乗り始め、常連さんが何人か出入りして下さっていて、スレ話で大いに盛り上がっていました。そんなこんなで、さらに話は盛り上がる。スレイヤーズファンはみんなアニメ復活を待ちわびていたのです。その日は動揺してなかなか寝付けませんでした(小学生かよ)。

 それからの3日が長かったこと長かったこと…。その間思っていたのはうれしさ半分、ガセでへこんだらやだな、という不安半分でドキドキでしたよ。だって、アニメがOVAから数えても約2年ぶりの復活なんですよ!復活を望みつつも難しいかな…なんて思っていた矢先のこの事件。とりあえず正式発表を待つ。

 そして運命の日…。サクラ大戦活動写真の記者発表の記事の片隅に「同時上映はスレイヤーズぷれみあむ」の文字が。本当だったぁー。この喜びはスレイヤーズNEXTの放映が決まったときに並ぶ歓喜(ちなみに…TRYは予想できたから、嬉しかったけど意表つかれた、という喜びではなかった)!

 しかし、正式発表があったものの、情報がまったくない…。その時点でわかっていたのはタイトルのみ。劇場だからリナ&ナーガの話なんだろうな…とか思っていたけど推測の域を出なくって…。6月の月末発売のドラマガにも映画化の話は掲載されたものの、タイトルと前売り券の情報のみ。しばらく情報の枯渇にあえぐ…。

 7月10日、新情報が舞い込む。ソースはnifty Anime Fan。記憶で要点を再現すると…

 人気キャラが総出演スレイヤーズぷれみあむ

 5度目の劇場版となるスレイヤーズぷれみあむはガウリイ、アメリア、ゼルガディスといった人気キャラが総出演する。監督は佐藤順一さん。上映時間は30分。

 ストーリー:ガウリイがタコを食べてタコ語しかしゃべれなくなる。

 何ぃ本編キャラ!?えっ、スタッフ、今までと違うの?どぇー、上映時間30分!?短っ。タコ語って一体…。と嵐の如くつっこむ…。

 情報が見えたとたん急に不安になりました。本編キャラ登場なのにスタッフが一新なのかぁ…。しかも30分って…。キャラ多いのに時間こんなに短いなんて…。それに何より最大の不安ポイントはキャストがどうなるのか、ということ。このソースには書いてなかったんですよ。スレイヤーズといえばはまり役のキャスト陣がいらっしゃるわけですが、大人の事情で変更になったらどうしようと…。今思えば完全に杞憂なんだけど、当時は真剣に心配してました。スタッフの変更、というのが効いていたのだと思います。だって、遊○王とかスタッフ変わって、キャストも全とっかえで最悪の事態になっちゃったじゃないですか。個人的にキャストが変わるのって、復活とかするときに絶対あって欲しくないことなんですよ。リメイクは別として…。そんなこんなで悶々としていました…。同時上映作品はどんどん増えて行くし…。

 それからしばらくは小出しにされる情報を必死に拾う毎日。いつの間にかこのサイトがスレ最新情報がメインになってしまったのもそのせいです。トップに情報載せ始めたのは6月頭からだったのですが、そん時はこんな方向になるとは思ってもいませんでした。確か、あのころはSP最新刊が出たり、テレカの全プレがあったり、シェリフがラジオドラマになったりと、いろいろ新しい動きがあったので、嬉しいからトップに載せちゃえ、と軽いノリで始めたはずが…。とは言え、もともと情報集めは好きなので、すっかり楽しんで更新しています。情報載せてからはぷれみあむ効果もあってかアクセスも増えて大感謝です。

 とりあえず、8月くらいまでは、復活が嬉しくもありながら、スタッフの一新とキャストの未発表に不安を覚えながら過ごしていました。で、この不安が期待に変わったのはやはりキャストが変わらない、という情報がはいったあたりからだった気がします。9月発売のアニメ誌にようやくキャストか変わらない旨が掲載。何でこんなにじらしたのかは不明ですが…。この時期から各アニメ誌(特にアニメディア)で毎月描き下ろしイラスト入りで扱われるようになって、気分も高まりました(アニメ誌への掲載状況などはこちらを参照)。最初は違和感があった新デザインの方の絵にもだんだん慣れました。さらに、林原さんがご自身のラジオで主題歌を歌うことも発表。さらに期待は高まる…。

 公開直前期には、あらいずみ先生の原画展や、公開記念イベントにも行きました。これも忘れられない思い出になりました。

 そして公開…。感想はこちらにリアルタイムで書いたので省略。

 なんか、一気に思い出しながら書いてしまいましたが、ぷれみあむ、復活して本当によかった。内容は時間が短いこともあって物足りない部分もありましたが、この準備期間も含めて一つの「祭り」だったな、なんて思いました。この祭りを、東京最後の年に体験できて本当によかったです。イベントにもたくさん行けたし…。実家は田舎だったので、前のアニメの頃はあんまり参加できなかったんですよ。ありがとう、ぷれみあむ。ありがとう、東京(実は千葉だけど)。

 そして、もう一つのありがとうはインターネット。ネットがなかったらこんなに楽しめなかったですよ。まず、正式発表前のドキドキとかはない。ドラマガで復活情報得るけど、喜びを分かち合う仲間がいない(周りにスレファンいない…)。公開までの細かい情報とかは入らないし…。やっぱりネットはすごいな。ビバ!インターネット。

 さて、一応ぷれみあむは一段落してきていますが、またアニメ化しないのかなあ、と考える今日この頃です。

 以上、まとまりないですがぷれみあむにまつわる思い出話でした。

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