東京キャラクターショー2001in幕張メッセイベントレポート!

その4 神坂一先生シェリフスターズトークショー&サイン会

 サイン会には参加できませんでしたが、トークショーはバッチリ参加!舞台の近くは柵で囲われていて、サイン会の券を持った人しか入れなかったので、その外側から覗くというスタイル。とは言え、我らの位置はプレス関係と思われるカメラの真後ろで、舞台を真っ正面から見れる場所。外側組の中では一番前。内側の人は床に座っているので、とっても見やすくて、券なしにしては最高の席(って立ち見だけど)でした。

 始まる前から陣取ってたのですが、前にやって来たカメラの人(仕事で来ていると思われる)が立っていたため、視界が遮られる…。友人トンタンと一緒に「始まったら座ってくれるよね」と小声で話していたら、聞こえたのか、すぐに座ってくれました…。ごめんなさい…仕事の邪魔をしてしまいました…。でもおかげでよく見えたからよし(身勝手)!始まってからも、仕事のために何度かカメラさんは立っていたけど、友人トンタンが場所を変わってくれたりして何とか無事見れました。ありがとう…。さらに付きあわあせてごめんよ…(彼女はnot神坂ファン)。

 追加ネタ:このカメラマンさんはキャラアニの方での公式イベントレポートの写真を撮っていた方だったことが判明…。本当に申し訳ございません!我らの精神攻撃にもめげずに撮られたこのカメラマンさんの作品はこちら。さすがに私のより鮮明です。

   トークショーの模様。左から脚本のとまとあきさん、メニィ役の川上とも子さん、原作者の神坂一先生、イラスト担当の光吉賢司先生。角川ブースのステージにて。
(ここからトークショーの内容ですが、出演者さんがしゃべったことは記憶のみが頼りなので、そのものではありません。こんな感じ、ってことで…。あと、一部シェリフの原作&ラジオドラマのネタバレがあります。)

 と言うことで、午後4時ちょっと過ぎ、予定より少し遅れてトークショースタート!ラジオドラマのBGMとともに、サングラスをかけた兄ちゃんが元気に出てくる。しゃべり方も慣れた感じだったので、ただの司会の兄ちゃんかな…と思ったら、「司会進行をつとめます、ラジオドラマの脚本担当とまとあきです。」とのこと。何ー!スタッフかい!しきりがほんとスムーズで全然そう見えませんでした…。しかし、多才な方です。ご本人も「司会をやる脚本家はオレとあかほり(さとるさん)しかいない」と言っとりました。

 と言うことで、スムーズな司会進行のもと、神坂先生とイラスト担当の光吉先生が登場。神坂先生は噂通り腰の低い方でした(日本一腰が低い小説家として有名らしい…。スレイヤーズラジオドラマのネタにもなった)。もうイベントなんて何度もこなしてるだろうに、それでもやはり緊張していらっしゃる様子でした。

 トークはまず、シェリフスターズ誕生のきっかけについて神坂先生が語りました。2シリーズ、2チームが主人公というダブルキャストになった理由は「前の担当さんのアイデア」とのこと。そういえば、あとがきでもそんなこと言っていましたね。レティシア・メニィ・サミィ・イーザーの4人がどうして今のチームわけになったかについては、「最初に4人キャラクターを作って、どうしようかと考えまして。とりあえずレティシアとサミィが決まったので、残りは必然的に…。まあ、2人ともアホだとどうしようもないんで、その辺も考えました。」とコメント。なるほど…、ちゃんとコンビはボケ&ツッコミになっていると…。さすが関西人。スレイヤーズもそうだし。司会のとまとあきさんは「なるほど、メニィとサミィのコンビなんかきついですね」と言ってましたが、メニィとサミィはちゃんとボケ&ツッコミになってるから、或いはOKだと思うんですが…。でも別の意味では、きついかも…。SSもMSもボケ&ツッコミ、陽&陰(ちょっと語弊あるけど…)なコンビだから…。レティとイーザーなんか、会話もなく話が進みそう…。

 そして、イラストからコミックの話題。光吉先生は、メニィが描きやすく、レティシアは髪が大変だから描きにくいとか。コミックが連載される来月のエースNEXTの表紙も先行公開。って大きさはコミック雑誌サイズだから前の人しか見えなかったんだけど。なんでも、コミック版は独自の味を出すためにキャラのデザインを多少変えてあるとか。とりあえずチェックしよっと。

 また、神坂先生の書きやすいキャラは、最初はメニィだったんだけど、だんだんレティシアがよくなってきたとか。個人的にもレティはどんどん味が出てきていると思うので今後の展開に期待です。

 次はラジオドラマの話題でした。放映時間が朝4時52分ってことで、会場のみんなは失笑してました。聞いたことある人も集まった人数の割には少なくて…。神坂先生もラジオが決まったとき、「早っ!」と思ったそうです。それは時間のことだけじゃなくて、原作のストックがあまりない、と言う意味もあったそうですが…。本当に早いですね…。

 ここで、ラジオドラマからスペシャルゲスト。メニィ役の川上とも子さんが登場。さすが今時の声優さん。こちらは見事にイベント慣れしていらっしゃいました。川上さんにラジオドラマの感想として、会場から「歌がよかった」の声が。原作にないメニィの歌はとまとあきさんが作詞作曲をしているとのこと。川上さんはお豆腐の歌をアカペラで披露してくれました。突然にしては、動揺している様子もなかったので、シコミか…?と無用な詮索をしてみる…。川上さんはメニィ役のオーディションはなく、とまとあきさんのイメージにより、顔パスで決まったそうです。個人的には、メニィ、最初は違和感あったけどもうすっかり慣れました。

 その後、川上さんから神坂先生に「メニィはどうして豆腐が好きなんですか?」という質問が。以下会話形式で…

 神坂「メニィは何かに対して執着心を持たせよう、と思いまして、そこで考えて豆腐だ!と。」
 川上「でも何で豆腐なんですか…?」
 神坂「いや…(つまりながらも)絹ごしとか好きですし…。」
 川上「あれ、絹ごしなんですか?」
 神坂「ええまあ。いやでも、考えたときに私が豆腐食べたかったんですよ。」

 とまあ、こんな感じでした。何だかこの「絹ごし」発言というか、発想を聞いたときに、この人はスレイヤーズの原作者なんだなーと思ってしまいました…。

 ラジオドラマに関しては、とまとあきさん曰く、全9週、CD3枚分の予定であることけれど、できたらMSもやりたいので、CDを買ってね、とのこと。CDは9月20日発売だそうです。MS版も聞いてみたいですね。でもCDは買いません…(薄情)。だって高いもん。制作費とかかなりかかっているらしいですが…。

 神坂先生は、原作がこのようにメディアミックスされて大きくなっていく事に関しては、それぞれのスタッフの方にお任せして、あまり干渉はせず、「魚の稚魚を放流する人みたいに、『大きくなって帰ってこいよ〜』という感じです。」とのこと。神坂先生は一応全部チェック入れているそうですが、光吉先生もとまとあきさんもリテイクはほとんどくらったことないとか。とまとあきさんは「この人はほんとにいい原作者なんですよ。」と絶賛でした。なるほど…稚魚の放流とは例えがうまい!

 トークショーはだいたい20分くらいのボリュームでしたが、最後に今後の展開の構想について神坂先生に質問が。「思いつくままに書いていきたいと思います。」って翻訳すると「考えてない」、ってことですか…?どうやら年末にMSの発売が予定されているようですが…。大丈夫?(余計なお世話ですが)。

 スレイヤーズ関係の話題も一言くらいあるかな…と期待していましたが、それは一切なかったです…。残念。

 統括した感想としては、みなさん本当に生き生きとしていらして、シェリフスターズの新しい作品としての勢いのようなものを感じました。とても楽しかったです。

 サイン会が始まるのを確認して…その場を後にしました。

 その後、またしばらくブースを回って、帰路につく…。我々のフェスタは終わりました。

 サイン会の模様。ってよくわからーん。一応真ん中に座っている緑の服の人が神坂先生。  
その3

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